他者を行動変容させることと仕事のストレス
「ストレス感じた」と思うタイミングの多くは、他者の行動を変容させようとしているときだ。
これをどう取り扱うかを考えていく。
仕事の切り分け
アドラー心理学や仏教では自分の仕事と他者の仕事を切り分けて自分の仕事に集中することが推奨されている。
その意識だと自分の仕事へ他者が過剰に介入してくるときにストレスを感じることはあっても、基本は平穏に過ごすことができる。
切り分けられない仕事
しかしマネージャーのように、他者の行動を変容させること自体が仕事の中心になる人もいる。
そうした人はなかなかこうした意識でストレスを回避することは難しい。
マネージャーにとって行動変容させる必要のない従順な部下が好かれるのもこうした側面が強いだろう。
黙っていうことを聞いてくれる部下は、ストレスにはなりづらいからだ。
支配したがる人
一方で好んで行動変容させたがる人もいる。
パワハラ上司もそうだが、他人を自由に操れることは一種の快楽でもあるのだろう。
となると行動変容させるのがストレスに感じるのは、単にその技術が低いからでもあるかもしれない。
とはいえアドラー心理学でもいうように、多くの人の悩みが対人関係にあるのは間違いなく、対人関係の悩みは他人が思った通りの行動をしてくれないのがほとんどだ。